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鬼瓦がまもなく焼き上がります

来月から豊栄町にある寺院の山門新築工事が着工となります。
遡ること3ヶ月前、安芸高田市の工場では宮大工が設計図面をもとに現寸図を描いたり、
型を作ったりと準備を進めてまいりました。

また同じ頃、賀茂窯業さんの工房へ伺い鬼瓦の製品検査をしてきました。
賀茂窯業さんには全国でも数少ない「鬼師」がいらっしゃいます。
鬼瓦の製作は全て手作業。ヘラや指先で粘土を加えたり削ったりを繰り返して作り上げられます。
土は収縮するものなので、手彫りの時点で収縮率をふまえて寸法を決めているのだそう。まさに職人技です。
急に乾かすと割れてしまうので、形成後はすぐに焼くことができません。
場所を変えながらゆっくり2~3ヶ月かけて完全に乾した後、釉薬を塗りようやく焼成に入ります。
焼いたときに割れてしまう可能性もあるため、あらかじめ予備も製作。
平和・福・魔除けなどの願いが込められた鳩や龍などの飾り瓦や、大黒様・恵比寿様がやさしく微笑む鬼瓦もありました。

まもなく焼き上がり、予定通り着工の運びとなりそうです。
完成したらまた改めてご紹介いたします。
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