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日記

土間と薪ストーブのある住まい

先月チルチンびと103号に弊社の設計施工物件が紹介されました。
玄関から続く長い土間は自転車を置くにも十分な広さで
庭の薪棚から薪の出し入れをする動線もスムーズです。
部屋の中心にあるキッチンは食事をするカウンターと一体とし、
家族が自然と集えるようになっています。
天井に埋め込んだスピーカーから音楽が流れるリビングダイニングや、
広々としたウッドデッキ、並んで勉強ができる共用の作業スペースなど、
住み手の個性が溢れるお住まいになりました。

日光寺山門新築工事 お引渡しをいたしました

以前お伝えしておりました豊栄町の日光寺山門新築工事
昨年末、無事にお引渡しをいたしました。今月11日には、落慶法要が行われる予定です。

賀茂窯業さんが手作業で形成していた鬼瓦は
2~3ヶ月かけてしっかりと乾燥したあと、釉薬を塗り焼成されました。
木鼻(きばな)、懸魚(げぎょ)、蛙股(かえるまた)などの木の彫り物も
一つ一つが全て職人の手作業によるものです。
下り藤(さがりふじ)はサンドブラスト工法で施工しています。

色艶の良い欅や檜が美しく、山門をくぐり抜けると心地よい木の香りが漂います。
お近くをお通りの際は、ぜひ一度ご覧になってみてください。
※1・2枚目:施工中 3・4枚目:竣工写真

家づくりを始める前に知っておきたいこと

私たちは良質な自然素材にこだわった家づくりをしています。
自然由来の素材を使った住まいは空気の質が良く、
住まい手が安心安全な室内環境で健康に永く暮らせるためです。
産地の明らかな素材で、設計者・大工・職人の顔が見える、
そんな家づくりを目指しています。


次の写真は自然素材と新建材で簡易的につくった箱の中に
食パンとお茶を入れて密封し、2週間経った様子を撮影したものです。
(※2019年7月チルチンびと研修にて撮影)
左:自然素材(床:杉の無垢材 壁:漆喰)
右:新建材 (床:合板フローリング 壁:ビニールクロス)

新建材で囲まれた箱の食パンはカビだらけなのに対し、
自然素材で囲まれた箱の食パンはカビが生えていません。
どちらの家に住みたいかと問われたら一目瞭然ですが、
家づくりにおいて大切な素材のことはあまり知られていません。

無垢の木は丸太から切り出した木材で、木の本来の性質が生きています。
湿気を吸収・放出することで室内の湿度を調整して
結露やカビ・ダニの発生を防ぎ、空気をきれいに快適に保ってくれます。
一方合板は小さく切り分けた木材を接着剤で貼り付けた人工の木材。
無垢の木と比較して安価であるなどメリットはありますが、調湿効果は期待できません。

住宅業界は高度成長期を境に大量生産・ローコスト・工期の短縮が求められ、
安価で品質にばらつきがなく誰でも簡単に加工できる新建材がいまも多くの住宅に使用されています。
家づくりはどうしてもデザイン、間取り、価格などで比較されがちですが、
素材(材料)が何か?どのような性質をもつのか?も含めて判断したいものです。
性質を知った上でご予算やご希望・お好みに応じて選ばれることが、
納得のいく家づくりに繋がると考えています。

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。
本年は法人設立50周年を迎える節目の年となります。
これも日頃から多くのお客様の温かいご支援の賜物と心より感謝いたします。
引き続き、自然素材の住み良い家づくりに取り組んでまいりますので
どうぞよろしくお願いいたします。

なお、本日より通常営業しております。
モデルハウスの見学のご予約などお気軽にお問い合わせくださいませ。

中国新聞に掲載されました

一気に秋が深まり、冷え込んだ朝は霜が降りるようになってきました。
さて、弊社が施工いたしました東広島市福富町の久芳八幡神社の記事が
11月8日(金)中国新聞の朝刊に掲載されました。

明治後期に建てられた本殿は、近年軒の垂木が朽ちて雨漏りをしたり、
キツツキが開けた穴が目立ったりしていたため、
この度の年に1度の例祭に間に合うように春ごろから改修工事を行いました。
既にお引渡しは終え、明日の例祭では地域の方が舞などを披露されるそうです。
夕方には工事中拝殿に移していた御神体を戻す遷座祭が催されます。

伝統建築を守り次代に引き継いでいくことは重要な意義があります。
手仕事が生きる建築を丁寧に造り続けていきます。

また、今週末は東広島市寺家にて構造見学会を開催いたします。
完成すると見えなくなってしまう基礎や構造部分をこの機会にご覧になってみませんか。
僅かにご案内できるお時間がございますので、ご興味のある方はぜひお問合せください。